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手元供養の骨壺と普通の骨壺との違いを解説

「手元供養したいけど、普通の骨壺でいいの?」と悩んでいませんか?手元供養の骨壺と言われても、はじめて購入する方はわかりづらいですよね。

普通の骨壺は白い陶器でできていますが、実は手元供養に使われる骨壺は大きさも色も違うのです。

そこで今回は、手元供養の骨壺についてくわしく解説します。骨壺を選ぶ際に間違えないよう、確認しておきましょう。

一般的な骨壺と手元供養の骨壺との違い

骨壺とは火葬後の遺骨を入れる壺のことです。一般的には白い陶器でできています。ここからは一般的な骨壺と手元供養に使う骨壺の違いを解説します。

大きさが違う

一般的な骨壺の場合、関西では小さめの5寸程度(約16cm)、東日本では7寸(約23cm)が標準です。

関西では分骨を行う場合が多く、東日本では全収骨とされていますが、個人の考えや家のしきたりなどで大きさを決めましょう。

一方手元供養の骨壺の場合、分骨用の骨壺よりも一回り小さいものが多くあります。

小さい骨壺もしくはミニ骨壺と呼ばれています。

ミニ骨壺の大きさは「S・M・L」で表記されており、片手に収まるタイプから両手で包み込める程度のサイズ展開です。

フタがきちんとしめられる

一般的な骨壺はフタを置くだけのタイプが多くありました。倒してしまったら遺骨がこぼれてしまうことから最近はロックできるタイプの骨壺も登場しています。

手元供養専用に作られた骨壺は、フタがきちんと閉まるものも。中にはネジを切ってあるタイプもあり、中の遺骨がこぼれにくい構造になっています。

さまざまな色やデザインがある

一般的な骨壺は白い陶器でできているのに対し、手元供養のミニ骨壺はさまざまな色やデザインがあります。

形も壺型・卵型・しずく型などさまざまな形から選べます。

また写真立てと一体になったアイテムもあり、骨壺とは思えないインテリア性の高いデザインが豊富です。

ミニ骨壺に使われる素材の特徴

手元供養に使われるミニ骨壺は、材質も陶器だけではなく、金属製・ガラス製・七宝製・木製などリビングに置いても違和感がありません。それぞれの特徴をみていきましょう。

陶器製のミニ骨壺

有田焼・九谷焼・備前焼などに代表される日本の窯元や世界の窯元まで、多種多様な陶器製のミニ骨壺があります。しっとりとしたなめらかな肌触りが特徴。手作りの温かみを感じられるでしょう。

金属製のミニ骨壺

金属製のミニ骨壺はフタがネジ式になっているものが多く、丈夫さとデザインが豊富なのも特徴です。しっかりと密閉できるので安心して使用できます。

ガラス製のミニ骨壺

透明で美しいのが魅力のガラス製。一つひとつ手作りする場合が多く、同じデザインでも微妙に色合いの変化もあるのが特徴です。住空間にもよくなじみおしゃれなので人気があります。

七宝製のミニ骨壺

光沢と独特な色合いが特徴の七宝焼き。高級感があるのも魅力です。大切な故人との思い出は宝物。七宝焼きで過去の記憶もグッと引き立つでしょう。

木製のミニ骨壺

天然素材の木製なら、あなたにもしものことがあったらひつぎの中に一緒に入れます。天然木で作られた住空間に違和感を与えません。

手元供養は骨壺から分骨しても問題ない

一般的に火葬された後、故人の遺骨について分骨が決まっているのなら収骨の際に必要量をあらかじめ取り分けておきます。

すべての遺骨が骨壺に収められた後でも、納骨を待つ間に分骨しても構いません。

骨壺のフタを自分で開けて取り出しても法律的・宗教的にも問題なく行ってよいとされています。

分骨する際の注意点

分骨することに問題はありませんが、いくつか注意点があります。後でトラブルにならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

喪主や家族の了承を得る

遺骨は法律上喪主が所有者とされています。喪主の許可なくして骨壺から遺骨を取り出してはなりません。

分骨に関して家族・親類間で考えも違ってきます。トラブルを避けるためにも喪主や家族親類の許可を得てから、遺骨を取り出すことが賢明です。

分骨証明書を発行してもらう

いったんは手元供養をしようと考え、分骨する場合がほとんどです。しかし供養する人にもしものことがあった場合、手元供養を引き継ぐ人がいなければ、あらためて埋葬することもあるでしょう。

分骨した遺骨をのちに埋葬する場合、分骨証明書が必要になります。火葬場で分骨する際は火葬場で、墓地からでしたらお寺もしくは管理する役所で発行してもらえます。

まとめ

一般的な骨壺と手元供養に使用する骨壺には、大きさ・デザイン・色・素材などさまざまな違いがあります。

選ぶ際には住空間になじむ色やデザインを選ぶのはもちろん、故人が好んでいた色やデザインにするのもひとつの方法です。

分骨する際は、喪主や家族親類の許可を得ましょう。トラブルになって後悔しないためにも重要なポイントです。

分骨が必要な場合は分骨証明書を忘れずに発行してもらいましょう。手元供養するならミニ骨壺はとても大切なアイテムです。

私たち家具といのりでは、一つひとつ丁寧に手作りした木製のミニ骨壺を取り扱っています。ぜひ一度ご相談ください。