手元供養という言葉を目にしたことはありませんか?さまざまな供養の方法があります。しかし手元供養と言われても、何をしたらいいのかわかりづらいですよね。はじめて仏壇を買うなら、なおのこと心配になってしまうでしょう。
実は、仏壇を置く高さにも注意点があるのです。今回は、手元供養や仏壇の置き方についての注意点を解説します。手元供養と仏壇について理解すれば、迷わずにすみますよ。
手元供養とは
手元供養とは、故人となった方の遺骨もしくは遺灰の一部を、身近に置いて供養することです。コンパクトサイズの骨壺やカプセル状の入れ物に入れ、自宅に保管することから「自宅供養」とも呼ばれています。
「故人といつも一緒にいたいから」となかなか心の整理がつかない方もいらっしゃるでしょう。またコロナ禍で故郷に帰れずお墓にお参りできない、住宅事情や家庭のさまざまな理由により、近年手元供養をする方が増えています。
そのため「手元供養専門」のサイトや販売店も数多く存在します。
手元供養の方法
手元供養することは親族間でよく話し合いましょう。後々のトラブルを避けるためです。中には手元供養をよいことだと思わない方いるからです。よく手元供養を理解した上で決めましょう。
手元供養の方法は、主に2つの方法があります。
- 自宅で保管する方法
- アクセサリーとして身につける方法
それぞれくわしく解説します。
自宅で保管する方法
手元供養を行う際には、カビに気をつけましょう。日本は高温多湿ですのでカビが発生しやすいためです。
リビングの中でもキッチンに近い場所や浴室に近い場所、気温差の激しい窓辺などは避けましょう。骨壺はしっかりとフタがしまるタイプを選ぶことが大切です。
スクリュータイプのフタなら安心できますね。また業者に依頼し粉骨してもらうのもひとつの方法です。大きな骨壺では場所をとるため狭い場所に置きづらいからです。
粉骨を依頼する際は、確かな業者なのかよく確認しましょう。立ち会いを渋ったり身元を隠したりするようでは安心して遺骨をあずけられません。
アクセサリーとして身につける方法
手元供養はアクセサリーにする方法もあります。カプセル型の入れ物に遺骨を入れてネックレスにしたり、遺骨を宝石に加工したりさまざまです。
アクセサリーにする際は、金属アレルギーに注意しましょう。また、アクセサリーは落とすことも考えられるため、取り扱いには十分に気を配ることが大切です。
手元供養は違法ではない
手元供養は、分骨し一部を手元で供養する方法。供養の方法として手元供養を選んだ際の遺骨は、自宅で保管しても法的な問題はないのです。
というのも墓地や埋葬に関する法律はありますが、手元供養を禁止するという法律がないからです。
ただし後々必要になる場合があるため火葬時に分骨の際は火葬場へ、納骨後に分骨の際は墓地管理者に、分骨証明書を発行してもらいましょう。
仏壇の置き方や方角について
ここからは仏壇の置き方や方角について解説していきます。
コンパクトタイプの仏壇ならリビングにも溶け込む
洋風の住宅が多い昨今、和室がない場合も見受けられます。昔ながらの大きな仏壇を置く場所がないという方は、コンパクトタイプの仏壇がおすすめです。
洋室にもマッチするデザインが多く出回っているので、選択肢のひとつとして加えてみましょう。
仏壇を置く方角
基本的に仏壇を置く方角については、どの方角でも問題ありません。ただし宗派によっては仏壇の方角を推奨している場合があります。
そうはいっても仏間がない場合も多く、仏壇の向きを気にしては、置き場所に困ることも……。方角や向きを守らなければ仏壇を置いてはいけないという決まりはありません。
いつでも先祖や故人に対して手を合わせられる場所へ仏壇を置き、供養する気持ちが大切なのですから。
仏壇を置くときの高さに注意「台を使うと安心」
仏壇を置く場所についてはトイレや廊下、薄暗い場所を避ければどこに置いても問題はありません。ただし小さいサイズの仏壇は、置くときの高さに注意が必要です。
というのも仏壇に向かって手を合わせたとき、仏壇が自分の目線より下にあってはならないからです。高さの調整は台の上や家具の上に置くなど工夫しましょう。
大きいサイズの仏壇の場合は、置いたとき扉を開けられるか確認しましょう。観音開きの扉の場合、思った以上にスペースが必要になるからです。
具体的にサイズを測って買い求めることが大切です。
まとめ
手元供養は故人を身近な存在として感じられる供養の方法です。自宅で保管する方法やアクセサリーとして身近に置く方法が一般的です。
仏壇を置く際は、高さに注意しましょう。目の高さより下にならないことが大切です。家具といのりでは仏壇の高さ調整に最適な台を取り扱っています。
まずはお気軽にお問い合わせください。