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手元供養に必要な仏壇セット

いつでも故人と一緒にいられる、そんな手元供養。

感染症対策からなかなか故郷へ行けない場合も多く「お墓も仏壇も継げない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

故人への思いが強くなかなか気持ちを新たにできないことも……。

しかし手元供養をしようとしても具体的に何をそろえればいいのか、わからないことも多く戸惑いますよね。

そこで今回は仏壇セットについて解説します。仏壇にまつわる大切なこともご紹介するので、ぜひ最後までご一読ください。

手元で供養したいなら仏壇セット

感染症対策からなかなか帰省できず、手元供養にする方が増えています。

仏壇の基本的なセット、一般的には以下の内容が含まれています。

  • ミニ仏壇
  • おりん
  • 写真立て
  • 花立て
  • 香炉
  • 火立て
  • お線香、ろうそく、香炉灰

一つひとつ買い足すのも構いませんが、セットであれば統一感があり住空間にもなじみます。

仏壇を購入するならどんなタイプがいいのか、以下に仏壇の種類やデザインについてご紹介します。

仏壇の種類やデザイン

仏壇は大きいものというイメージがあると思います。実は仏壇にはさまざまな種類があるのをご存じでしたか?

ここでは仏壇の種類やデザインについて解説します。置きたい場所の住空間によって合うタイプの仏壇を選びましょう。

現代に調和するシンプルな家具調

リビングなどの空間にも違和感なく置けるタイプの家具調仏壇。家具メーカーと共同開発されているタイプもあります。

金仏壇

スギやヒノキ、マツなどの材木に黒の漆、内部を金箔(きんぱく)や金粉で装飾仕上げした仏壇です。漆には耐久性をあげる目的があります。

唐木仏壇

東南アジア方面から中国(唐)を経由して伝来した材木で作られたことが由来の仏壇です。黒檀・紫檀・シャム柿の木目を活かしているのが特徴です。

手元供養

近年多くなった手元供養に最適な小さめの仏壇です。小さな仏壇は置き場所を選びません。ただし基本的に仏壇に手を合わせるとき、自分の目線より下に仏壇があるのは好ましくありません。台の上などに置いて使用しましょう。

仏壇購入時に気をつけたいこと

人生において仏壇を買う機会は多くありません。仏壇はいわば小さなお寺だと考えてよいでしょう。だからこそ間違えないように確認しておくことが大切です。

扉をあけられるスペースがあるか

意外と忘れがちなのが仏壇の扉です。仏壇を購入し、いざ扉を開けようと思ったら「スペースがなく開かなかった」という話しはよく聞きます。

仏壇を置くスペースの確認をすませたら、開けた状態を想像して採寸してみましょう。十分にスペースを確保できるかがポイントです。

購入時期について

仏壇を購入する時期に決まりはありません。ただ亡くなったことをきっかけに新しく仏壇を購入する場合は、四十九日の法要を目安にするとよいでしょう。

本位牌ができる忌明けまで亡くなった人は仏になっていないからです。忌中であれば仏壇の扉を閉めなくてはなりません。

仏壇を購入するなら開眼供養ができる、四十九日以降がおすすめです。

開眼供養時の服装は?

四十九日の法要に合わせ開眼供養を行う場合には、服装に注意が必要です。というのも四十九日の法要は弔事、開眼供養は慶事だからです。

仏壇や仏事に関わることは、弔事だというイメージもありますが、実は開眼供養は慶事になります。

つまり四十九日の法要と開眼供養を合わせるなら、開眼供養を「白のネクタイ」を着用で先に行い、四十九日の法要は「黒のネクタイ」を着用し後から行いましょう。

また来ていただいているお坊様への配慮も忘れずにいてください。慶事の袈裟から弔事の袈裟へ、着替える場所などを用意しておく気配りが必要です。数珠に関しても一人ひとつ用意しましょう。

というのも数珠は貸し借りをするものではないからです。小さな子どもの分もひとつ用意しておくと安心です。

開眼供養時のお備えや準備しておくものは?

開眼供養当日までに必要なものを準備しておきましょう。

開眼供養は慶事なので、ろうそくは朱色を用意します。お供え物も慶事に合わせて準備しましょう。具体的には以下のものをそろえておけば安心です。

  • お赤飯
  • お餅
  • 海のもの:乾燥昆布・わかめ
  • 山のもの:乾燥椎茸や栗
  • 里のもの:野菜や果物

仏壇のサイズによって高月などの仏具が必要です。もし心配なら来ていただいているお坊様に相談してみるとよいでしょう。

まとめ

仏壇選びは故人に寄り添う心が大切です。いつでも一緒にいたいと思う心がひとつの供養となります。仏壇を選ぶ際は、大きさやスペースに配慮しましょう。

また掃除のしやすさや管理のしやすさも大切なポイントです。仏壇購入時期や開眼供養についての知識も持ち合わせておくと、いざというときに安心です。

手元供養であれば、自宅でいつでも手を合わせられます。私たち家具といのりでは安心の国内生産と製造業150年の確かな技術で仏壇仏具を提供しています。ぜひ一度ご相談ください。