いつまでも一緒にいたいと思う愛おしいペット。「万が一、亡くなってしまったらどうしよう」と考えたことはありませんか?
人間よりも短い寿命のペット。まだまだ先のことだと思わず、来るべきときに備え心の準備をしておきましょう。
今回は、ペットに焦点をあてて手元供養の方法や注意点を解説します。
供養の方法を理解すれば、万が一に備えられるでしょう。
手元供養とは?自宅で供養する方法
手元供養とは、ペットの遺骨を手元に引き取り自宅で供養する方法です。
ペットの手元供養は、遺骨を小さな骨壺もしくはカプセル型の入れ物に入れ、ネックレスなどのアクセサリーとして手元に置きます。ペットを身近に感じられる供養方法のひとつです。
手元供養をすることによって、ペットを失っても自宅で一緒にいられるのです。
ペットを手元供養する3つのメリット
自宅でペットを供養する3つのメリットをご紹介します。
いつも一緒にいられる
突然ペットを失ってしまった悲しみ。たとえ遺骨になったとしても離ればなれになるのは、切ないものです。手元供養の最大の利点は、いつも一緒にいられることではないでしょうか。
ペットにとっても慣れ親しんだ我が家で、大好きな飼い主と暮らせたら……。そんな願いを叶えるのが手元供養なのです。
気持ちが落ち着く
ペットを失った悲しみがあるのに、離ればなれになるのはつらいですよね。いつもの場所でいつものようにそばにいられたら……。
それだけで気持ちが落ち着くのではないでしょうか。将来納骨するにしても、せめて飼い主としての気持ちが落ち着くまで手元供養するのもひとつの方法です。
費用面で負担がかからない
ペットの葬儀は一般的に火葬です。費用はペットの体重によって決まる場合がほとんど。ペットの体重が重くなればなるほど火葬の費用はかかります。
燃料や骨壺はもちろん、火葬時間がかかることでより高温になる火葬炉が、冷めるまでの時間も占有料金として加算される場合があるからです。
火葬の他にも埋葬するのであれば墓地区画料、納骨棚でしたら利用料、四十九日の法要などさまざまな料金がかかります。
手元供養なら費用面で負担がかからないのです。
ペットを手元供養する2つのデメリット
手元供養するメリットがある反面、デメリットもあります。どのようなことなのかみていきましょう。
遺骨を手元に置くことへの抵抗感
飼い主本人はペットがいなくなった悲しみから、手元供養を希望するでしょう。しかし家族の中には手元供養に抵抗感をもつかもしれません。
家族間でもめないためにも遺骨を家に置くことは自分一人で決めず、家族とよく話し合うことをおすすめします。
永遠に手元供養するのはむずかしい
手元供養をはじめても、供養する側のあなたがいつまでも生きているわけではありません。あなたがいなくなってしまった後を引き継ぐ人がいるのかどうかがポイント。
子や孫がいつまで供養してくれるかわからないからです。あなたがいなくなった後、残された家族の生活環境がずっと今のままではないはずです。
子はいずれ結婚などで生活環境も変わるでしょう。子や孫の生活環境が変わっても手元供養が続けられるのかを、話し合っておくことが大切です。
手元供養の方法
手元供養にはさまざまな方法があります。家族とよく話し合ってあなたに合う方法を選んでくださいね。
小さな(ミニ)骨壺
遺骨を入れるミニサイズの骨壺です。陶器やガラス、最近では木製のタイプもあります。一般的には火葬後、骨壺に入って帰ってきますが、そのままでは抵抗のある方がペット用の小さな骨壺を準備します。
小さな仏壇セット
ペット用の小さな仏壇セットも利用する方が多いようです。というのも水入れ・お皿・香炉・ろうそく立てなど、必要なアイテムがきれいに収められるよう作られているからです。
住居空間になじむようなインテリア性の高い仏壇も多く見かけます。
アクセサリー
カプセル型の入れ物に入れてネックレスにしたり、遺骨を宝石に加工したりできます。ただしアクセサリータイプは、うっかり落としてしまうことも考えられます。アクセサリーとして身につけるときは、落とさぬよう気配りが必要です。
置物や装飾品
犬や猫の形をした陶器やガラスでできた置物など、そのまま遺骨が入れられるアイテムもあります。インテリア性があり室内に置いても違和感がありません。
まとめ
ペットを手元供養するには、あらかじめ家族と話し合っておくことが大切です。手元供養の方法はさまざまですが、ミニ骨壺や小さめの仏壇セットを用意する方も多く見受けられます。
インテリアによくなじむのは木製タイプのミニ骨壺。わたしたち家具といのりでは、ペットの手元供養に最適な仏壇やミニ骨壺を取り揃えております。
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