大切な人を亡くした悲しみもつかの間、供養の方法についてお悩みではありませんか?
コロナ禍の影響からお墓参りもままならず、手元供養を考える方が増えているのです。
そのため小さな骨壷の用途についてさまざまな問い合わせも多くいただきます。
今回は、小さな骨壷の用途について解説します。手元供養が増えている理由についてもお伝えするので、ぜひ最後までご一読ください。
骨壷のサイズについて
骨壷のサイズは「寸」で表示され、1寸はおよそ3cmです。骨壷の円周ではなく直径のサイズなので注意が必要です。
大きさの種類は2寸・2.3寸・3寸~9寸とさまざまな大きさがあります。一般的にどの大きさの骨壷を使うのかは、遺骨を収める量によって変化するのです。
地域によっては分骨の風習もあるので、およそ2寸~4寸を分骨もしくは手元供養用に使うことが多くあります。
また5寸~9寸までは納骨用に、使われることが一般的です。
小さな骨壺の用途
小さな骨壺の用途はさまざまです。ここでは手元供養や分骨の場合について解説します。
手元供養に最適
小さな骨壷は手元供養に最適。というのも遺骨の一部またはすべてを粉骨して収める場合が多いからです。小さめの骨壷の場合、フタがしっかり閉まるタイプも多く、万が一倒しても遺骨がこぼれる心配も少ないのが特徴です。
分骨用として
小さい骨壷は分骨用としても最適です。親類同士分骨する場合は、大きい骨壷よりも小さい骨壷を選ぶことが多くあります。
収める遺骨の量によって骨壷の大きさを選ぶとよいでしょう。火葬までに小さい骨壷を用意できるのなら、火葬場で分骨可能ですし分骨証明書も火葬場で発行できます。
すぐに分骨用の小さい骨壷を用意できない場合は、四十九日までに準備しておきましょう。
いずれの場合も、一度分骨した遺骨をあらためて一緒に納骨する場合は分骨証明書が必要なことを忘れずにいることが重要です。
地域の風習として
西日本では地域によって喉仏の他、足下から少しずつ収骨するため、2寸~5寸程度の小さな骨壷を使うことが多くあります。
骨壷の価格相場
骨壷の価格は素材やデザイン、大きさや機能性、インテリア性などさまざまな要素で変動します。
リーズナブルなものだとおよそ1,000円前後。高価なものは数百万する場合もあります。
小さい骨壷も一般的な骨壷と同じでさまざまな価格のものがあります。埋葬する場合はデザインよりも防湿性や密閉性などの機能で選ぶとよいでしょう。
手元供養の場合は、インテリアと調和がとれているかで選ばれることが多くあります。
手元供養が増えている理由
手元供養を選ぶ理由にはどのようなものがあるのでしょうか。代表的な理由について解説していきます。
住環境や家族環境により大きな仏壇が置けない
昔ながらの住宅が少なくなった現代、床の間や仏間のある家はほんのわずかです。和室すらない家庭も少なくありません。
祖父母から孫と3世代同居が当たり前の時代だった頃と違って今は核家族が当たり前になっています。
大きな仏壇を置き、お盆や正月にはみんなと一緒に先祖供養をする習慣がなくなってきました。
そこで手元供養を考える方が多くなっているのです。手元供養なら、費用をかけることなくコンパクトな仏壇と共に、いつでも手を合わせることが可能です。
いつも一緒にいたいから
大切に思っていた故人との別れを受け入れられず「一緒にいたい」という気持ちから手元供養を選ぶ方も多く見受けられます。
悲しみが癒え、気持ちが落ち着くまで手元供養とし、のちに納骨するのもひとつの方法です。
お墓を守る人がいない
コロナ禍の現代帰郷することがむずかしく、お墓を守る人がいない場合もあります。先祖代々のお墓を維持できず、やむなく手元供養を選ぶ方も多いのが現状です。
ペットロス
家族同然に暮らしていたペット。ペットは人と違って日本の法律上は「モノ」として扱われています。ですが、我が子のように慈しんでいた方も多いことでしょう。
大好きだったペットとの思い出から抜け出せず悲しみでいっぱいなことから手元供養を選ぶ方が多いのです。
まとめ
小さな骨壷の主な用途は、手元供養や分骨用です。分骨の際は後々のために分骨証明書を発行してもらいましょう。
また分骨の際は家族や親戚親類に相談することを忘れずにいてください。意見が一致するとは限らないからです。
手元供養が選ばれている理由は、お墓の維持がむずかしいことや、故人やペットと離れがたいなどの理由があります。
住宅環境の変化によるものも多いでしょう。手元供養を考えているのなら、弊社がお手伝いできます。創業150年の信頼と確かな技術で癒やしの場を提供できます。ぜひ一度ご相談ください。