赤ちゃんを失った悲しみ……親としてとてもつらい出来事です。
「何もしてあげられなかった」ことで悩んだり落ち込んだり、自分自身を責めるのではなく、亡くなった赤ちゃんを供養していくことも大切です。
少しでもかわいい骨壺を用意し、手元供養への準備としましょう。
死産した場合赤ちゃんの葬儀は?
残念ながら死産してしまった場合、赤ちゃんの葬儀はしなくても構いません。心の整理がつかないまま何も考えられないというのも当たり前のことだからです。
ましてや体調が整わないままなのですから。赤ちゃんが亡くなってしまった場合、葬儀をしないまま火葬だけですませるのは一般的なことです。
しかし亡くしてしまった赤ちゃんを供養したいと思うこともあるでしょう。悲しみを分かちあえる人と送り出してあげるのも、心の整理がつけられるきっかけになるかもしれません。
また戒名や位牌については、宗派や地域の風習にもよりますが必ずというわけではありません。
赤ちゃんのご両親が供養のために戒名をつけたり位牌を用意したりしたいのなら、準備してあげてください。
火葬する場合の注意点
亡くした赤ちゃんの火葬を依頼する場合は、遺骨が残せる火葬場なのかよく確認することが大切です。
赤ちゃんの大きさによって、残念ながら遺骨を残せない場合もあるのです……。
赤ちゃんの小さく柔らかな骨は、収骨できない場合も多いため、せめて遺灰でも持ち帰れるのか確認しましょう。
母体は精神的にも肉体的にも整っていません。できるだけ亡くなった赤ちゃんの父親が手続きや確認をしてあげてください。
火葬する前に思い出づくりを
もしかしたら抱く間もなく突然のお別れだったかもしれません。病院からも思い出作りのための機会をもらえることも多くあります。
ただつらい場合はムリをしないでくださいね。赤ちゃんとの思い出は両親の胸の中にしまっておきたい場合もあるからです。
赤ちゃんの骨はとても繊細です。火葬の際もしかしたら遺骨が残らない場合を想定して、できるだけのことはしておいてくださいね。
ママの体調次第では家族や病院が代わりにしてあげてください。
赤ちゃん用の骨壺は小さいものを
赤ちゃんの骨壺は小さいものを選びましょう。というのも、大きい骨壺だと「こんなに小さいのに……」と悲しさが増すばかりだからです。
一般的な骨壺であれば2.3~3寸(およそ6~9.5cm以下)を選んであげてください。また赤ちゃん用のミニ骨壺も用意されています。
かわいいデザインや色のミニ骨壺にするのもよいでしょう。中には持ち運びに対応しているミニ骨壺もあります。
気持ちが落ち着いたら一緒にお出かけしてみてください。
赤ちゃんの遺骨は埋葬しなくてもよい
妊娠12週未満で死産してしまった赤ちゃん、実は埋葬しなければならないという法律はありません。
しかし妊娠12週以降、赤ちゃんが亡くなってしまった場合「遺体」となります。遺体の場合、どこにでも自由に埋葬というわけにはならないのです。
手元供養か法律で定められた墓地へ埋葬します。埋葬するのかしないのかは、亡くなった赤ちゃんのご両親が決めて構いません。
心に寄り添う供養の方法を選びましょう。
一人にしておくのがつらいなら手元供養
赤ちゃんを一人にしたくないのなら、気持ちが落ち着くまで手元供養するものひとつの方法です。
赤ちゃん用のかわいい手元供養セットを利用するのもよいでしょう。ペンダントや置物に遺骨を入れられるアイテムもあります。
手元供養セットや置物なら自宅のリビングや寝室に置いて一緒に過ごせます。
ペンダントなどのアクセサリーの場合、落とすことも想定されるので取り扱いに注意してください。
赤ちゃんを思う気持ちを大切に
突然失ってしまった悲しみに、何も手がつけられず戸惑うのも仕方のないことでしょう。
赤ちゃんに「何かをしてあげたかった」という思いを家族全員で大切にしてください。赤ちゃんと過ごすはずだった場所で供養するのもよいでしょう。
手元供養用のミニ仏壇やミニ骨壺を選ぶときはぜひかわいいものを選んであげてください。
一般的な骨壺ではインテリアになじまないこともあるからです。いつも一緒にいたいからこそ、違和感が少なくなじむのかがポイントです。
まとめ
ご両親にとって赤ちゃんを亡くしてしまった悲しみは計り知れないものでしょう。かわいく大切な赤ちゃんとの思い出は、できれば作っておきたいもの。
ですが母体の精神的・肉体的なつらさもあるためムリは禁物です。 ママがむずかしいなら代わりにパパがしてあげてくださいね。
どんな形でも、赤ちゃんを思う気持ちは大切です。気持ちが落ち着くまで手元供養をするのもひとつの方法です。
自分の目が届く範囲に安置したりアクセサリーにしたりして身につけるのもよいでしょう。
創業150年の弊社ではやさしいいのりを、日常の中に取り入れる手元供養に最適なアイテムを取り揃えております。